ウルソ錠100mg

しる100

田辺三菱製薬株式会社

  • 内服薬│肝・胆・膵疾患治療薬
  • 医薬品コード(YJコード):2362001F2149

このページではウルソ錠100mg(田辺三菱製薬株式会社|肝・胆・膵疾患治療薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

詳細情報

主成分

ウルソデオキシコール酸

効能・効果

胆道(胆管・胆のう)系疾患及び肝疾患における利胆や慢性肝疾患における肝機能の改善に使用します。小腸切除後遺症、炎症性小腸疾患における消化不良や外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解や原発性胆汁性肝硬変やC型慢性肝疾患における肝機能の改善に使用します。

用法・用量

胆道(胆管・胆のう)系疾患及び胆汁うっ滞を伴う肝疾患における利胆、慢性肝疾患における肝機能の改善、小腸切除後遺症及び炎症性小腸疾患における消化不良
通常、成人は1回50mgを1日3回服用する。
外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解
通常、成人は1日600mgを3回に分けて服用する。
原発性胆汁性肝硬変及びC型慢性肝疾患における肝機能の改善
通常、成人は1日600mgを3回に分けて服用する。増量する場合の1日最大投与量は900㎎とする。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

間質性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

その他副作用

下痢、悪心、食欲不振、便秘、胸やけ、胃不快感、腹痛、腹部膨満、そう痒、発疹、AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、全身倦怠感、めまい、嘔吐、蕁麻疹等、ビリルビン上昇、γ-GTP上昇、白血球数減少

形状・色

?

薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

白色の素錠、割線入り、直径8.0mm、厚さ約2.7mm

粉砕の可否

粉砕を希望する場合は医師・薬剤師にご相談ください。

保管方法

室温保存

その他の剤形

  • ウルソ錠50mg
  • ウルソ顆粒5%

禁忌

病名禁忌

  • 完全胆道閉塞のある方
  • 劇症肝炎の方

併用注意

コレスチラミン
コレスチミド
本剤の作用を減弱するおそれがあるので、可能な限り間隔をあけて投与すること。
制酸剤:水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウムゲル水酸化マグネシウム
本剤の作用を減弱するおそれがある。
脂質低下剤:クロフィブラート、ベサフィブラート、フェノフィブラート
本剤をコレステロール胆石溶解の目的で使用する場合は、本剤の作用を減弱するおそれがある。

高齢者が特に注意すること
(一般的な注意点も含む)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、用量に注意して投与すること。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

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