老人ホームやデイサービス事業所などの介護施設やご自宅で印刷して使える介護アンテナオリジナルの音読・言葉遊びゲーム素材です。会員の方ならどなたでも無料でご利用いただけます。
枝川 義邦Yoshikuni Edagawa
プロフィール
早稲田大学理工学術院教授
東京大学大学院を修了して薬学の博士号、早稲田大学ビジネススクールを修了してMBAを得る。研究分野は、脳神経科学、人材・組織マネジメントなど。脳の仕組みや働きから、人間の行動や考えなどを解きほぐすアプローチをしている。著書には『「脳が若い人」と「脳が老ける人」の習慣』(明日香出版社)など。2015年度に早稲田大学ティーチングアワード総長賞、2017年度にユーキャン新語・流行語大賞を「睡眠負債」で受賞。
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音読・言葉遊びゲームについて
音読は、言葉を見て意味を理解し、その通りに発声する作業です。抑揚をつけると感情も呼び起こせます。音読することで、ワーキングメモリのような高齢者で弱くなりがちな脳のメモリ機能が回復していくのが知られていることから、記憶のトレーニングにも活用できます。かつて唄った歌や読んだ本の一節などから、その頃を思い出すきっかけになると良いですね。
また、言葉遊びゲームでは、脳の言語に関わる働きだけでなく、意味のある文を作るという文法に関する働きも必要になります。韻を踏んだり、ダジャレを考えたりするのは、かなり高度な言葉の感覚が必要なため、これまでの経験を駆使して試行錯誤すると良いでしょう。