食事のリスクで、即、生命に関わるのが窒息です。窒息は、救命までの時間がわずかしかなく、素早い判断と行動が何より重要です。この記事では緊急時対応の一つである「窒息時の対応」についてわかりやすくご紹介します。※無料会員登録をすると動画が閲覧できます※
窒息時に見られることのある状態
窒息時には下記のような状態が見られることがあります。もし少しでもいつもと違う様子が見られたら確認を行いましょう。
- 急に黙り込む
- 顔色が悪い、チアノーゼになる、呼吸をしていない、声が出ない
- 急に動きが止まる
- 意識がなくなる(ぐったりしている)
- 苦しそうな様子(胸を叩くなど)
※チョークサイン(喉に手を当てるなど窒息を周りに知らせるサイン)をとらず、身動きせず黙って座っていることがあります。
窒息が疑われる場合の対応策
窒息の場合、救命までの時間はわずかしか残されていません。救急車の要請を即時判断し、実行することが重要です。
1.すぐに情報共有・役割分担
- 近くのスタッフに知らせ、役割分担する(1人で対応しない、ご本人のそばを離れない)
- 救急車を呼ぶ(救急隊の指示を仰ぐ)
- 応急手当(下記参照)
- 看護職員、管理者へ連絡(かかりつけ医、保証人、ご家族への連絡)
2.介護職ができる応急手当
咳ができない、または咳をしていただいても異物がとれない場合は以下の対応をします。
1.指拭法で口腔内にあるものを取り出す
- 口の中の見えるものだけかき出す。このとき指を横から入れてかき出します。
- 義歯は、可能なら外す(無理はしない)
※噛まれないように注意
※正面から指を入れると食べ物を押し込んでしまう恐れがあるので注意
2.背部叩打法で喉に詰まったものを出す
- 食べ物が出やすい姿勢(ご本人の胸骨を支えながら、前傾姿勢)にする
- 肩甲骨と肩甲骨の間を手の平の基部(付け根)でかなり強く叩く
- 4~5回叩いたら表情・様子を確認します。それを数回繰り返し行う
※応急手当中に、意識がなくなった場合は気道確保、心肺蘇生に切り替える必要があります。
【動画】窒息時の対応方法・その場でできる応急処置
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※記事の内容は2021年3月時点の情報をもとに作成しています。

著者プロフィール
介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department














