介護職はご利用者・ご家族などお客様と接する機会が多い職種です。 身だしなみは、他人から見て一番わかりやすい評価の基準になるので、介護職はご利用者をケアするのに相応しいきちんとした身だしなみが求められます。 この記事では、介護職の正しい身だしなみやチェックポイントについてご紹介します。
身だしなみは相手の価値観・おしゃれは自分の価値観
身だしなみを整えるということは、社会人として必要最低限のマナーです。
身だしなみは良い印象を与え、ご利用者やご家族との信頼関係に役に立つという側面もありますが、爪が伸びていてご利用者を傷つけてしまう、手を洗わずに感染症の原因となってしまうなど、リスクや事故の可能性を少しでも減らすという側面もあります。
職場で日々、自身や同僚同士などでチェックしあえる体制づくりが必要です。
サービスを提供するご利用者の年齢を考える
有料老人ホームのご入居者の平均年齢は介護付ホームでは85.7歳、住宅型ホームでは83.3歳、サービス付き高齢者向け住宅では82.1歳です。
参考:平成25年有料老人ホーム・サービス付高齢者住宅に関する実態調査研究事業報告書/公益社団法人全国有料老人ホーム協会
介護職にとっての身だしなみとはご利用者が見てどう思うか、という観点が必要です。
あなたの同世代から見て問題ない服装だったとしても、ご利用者にとっては不快に感じるケースもあるかもしれません。
ぜひ日々接しているご利用者の年齢を考慮した身だしなみを意識してみてください。
介護職としての身だしなみ
ここでご紹介する身だしなみの基準はベネッセスタイルケアのガイドラインで、介護職全員に共通するものではありません。会社のガイドラインを確認して、不安な部分については適宜上長に確認するようにしましょう。
髪
- 自然な髪色にし、明るすぎる髪色は避ける
- 長い場合はヘアゴムで1つに後ろにまとめまる
- 前髪やサイドの髪が長く、下を向いた時に髪が顔にかかることは、業務に支障がでたり不潔な印象を与えたりするため、ヘアピンで留める
顔
目元
- 派手なデザインのメガネ、黒目の色を変えるカラーコンタクトレンズなどは着用しない
- 黒目の輪郭を強調するコンタクトレンズをする場合は、自分以外の人が見た時に違和感がなく、強調しすぎないものを選ぶ
メイクなど
- マスカラやグロスはつけすぎず、自然なメイクを心がける
- つけまつげは、目元から落ちた際に誤飲事故につながるため着用しない
- 医療用以外のウィッグは業務の妨げとなる場合もあるため着用しない
服装
上着
- 清潔なポロシャツ・襟付き
- 丈の短いTシャツ、襟ぐりがあいたTシャツ、トレーナー、パーカー、大きくブランド名やロゴマーク・キャラクターなどがデザインされた派手なシャツなどは着用しない
ズボン
- 迷彩柄や赤といった派手な色・デザインのものや、ジーンズ、短パン、ジャージ素材、クロップ丈のパンツ、ワークパンツ、ガウチョパンツ、フレアーパンツなどは着用しない
- 腰ではいたり、くるぶしが隠れていなかったり、裾が床につくものは業務に支障がでたり事故の原因になることもあります。身体にあったサイズのものを着用する
靴・靴下
- 穴が開いている、擦り切れそうといったものは避け、清潔な靴下
- かかとがあり、脱げにくい・すべりにくい靴(スニーカーが望ましい)
- サンダル、クロックス、バランスシューズ、ワークブーツ、パンプス、革靴は業務への支障や事故の原因になる場合があるため着用しない
- 履き古していたり、破けていたり、手入れがされていなかったりすると不潔な印象を与えるため注意する
アクセサリー
- 指輪、時計、ピアス、イヤリング、ネックレスなどは思わぬ怪我につながる可能性があるためすべてはずす
※結婚指輪は着用していてもかまいませんが、雑菌がたまりやすいので清潔に保つ
その他
- 香水や強い柔軟剤などは控える
- タバコのにおいは、吸う人より吸わない人のほうが敏感に感じるため、喫煙後のケアを心がける
- 顔、首、腕など、人目に触れる可能性がある部位に刺青(タトゥー)をいれることは禁止。その他の部位も含めて、刺青(タトゥー)を見せることは一切禁止
当たり前のことを当たり前にやるのがプロ!
いくら仕事を一生懸命していても、見た目がだらしないというだけで、ご利用者との信頼関係が築けなかったり、上長をはじめとして周囲からの評価が得られなかったりすることも考えられます。
ぜひ身だしなみを徹底し、好感のもたれる介護のプロを目指しましょう。
※記事の内容は2021年3月時点の情報をもとに作成しています。
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ぜひご自身や同僚同士などでのチェックにご活用ください。
※この身だしなみチェックシートはベネッセスタイルケアの一部の施設で使用しているもので、実際の身だしなみルールについては、ご自身が働く事業所の規定に従ってください。

著者プロフィール
介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department














