この記事では、左片麻痺をお持ちの方が上着の更衣をされる際のポイントをご紹介します。(座位は安定されている設定で解説しています。)
上着(前開き)の着脱方法
片麻痺の方の更衣です。今回は左片麻痺の場合です。(右片麻痺の場合はすべて左右逆転となります。)
※健側=麻痺のないほう/患側=麻痺のあるほう
上着(前開き)の脱ぎ方
- 衣服を脱ぐ際は健側→患側の順番で行う
- 患側の衣服をずらし、健側を脱ぎやすくする
- 健側の肩を脱ぐ
- 健側の袖を全部脱ぎ、次に患側の袖を脱ぐ
上着(前開き)の着方
- 衣服を着る際は患側→健側の順番で行う
- 患側の手を袖に通し、ひじくらいまで袖口をあげておく
- 肩まで着る
- 健側の手を後ろに回し、袖に通す
上着(かぶり)の着脱
ここでは2パターンご紹介します。健側の手や頭の動かしやすさなどの身体状況や生活習慣から、ご本人がやりやすい方法で行うようにしましょう。
パターン1
上着(かぶり)の脱ぎ方(健側→頭→患側)
- 前身頃を胸までたくし上げ、後ろ身頃もなるべく上までたくし上げる
- 健側のひじを抜くようにして片袖を脱ぐ
- 後ろえりを健側の手で持って頭を脱ぎ、最後に患側の袖を脱ぐ
上着(かぶり)の着方(患側→頭→健側)
- 患側の腕を肩まで深く袖に通す
- 頭にかぶる
- 健側の手を袖に通して服装を整える
パターン2
上着(かぶり)の脱ぎ方(頭→健側→患側)
- 前身頃を胸までたくし上げ、後ろ身頃もなるべく上までたくし上げる
- 後ろえりを健側の手で持って頭を脱ぐ
- 健側の袖を脱ぎ、最後に患側の袖を脱ぐ
上着(かぶり)の着方(患側→健側→頭)
- 患側の手を袖に通す
- 健側の手を袖に通す
- 頭にかぶり、服装を整える
まとめ
どんな服を着て生活するかは、ご本人の好みや気持ち、社会活動に大きく関わります。
「脱健着患」の原理原則をおさえて、ご自身でできることはやっていただくことも含め、ご本人が身だしなみを整えて毎日の生活がおくれるよう、お手伝いをしていきましょう。
※記事の内容は2021年3月時点の情報をもとに作成しています。
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著者プロフィール
介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department














