公開日:2024/03/06
更新日:2024/03/06
登録者:介護アンテナ編集部
介護施設などで行う高齢者向けのレクリエーションをご紹介します。脳トレや複数人でできる介護アンテナオリジナルの体操やホワイトボードの介護レクなど盛り上がるレクリエーションばかりですので、レクのネタに困っている方は必見です!
「レクリーエーションがなかなか盛り上がらない」、「盛り上げるのが苦手」といった理由からレクリエーションに苦手意識を持っている介護職員もいるのはないでしょうか。ご利用者様にも前向きに取り組んでもらえるようここでご紹介する盛り上げるポイントを押さえてレクリエーションを行ってみてください。
また、レクリエーションを盛り上げる方法についてさらに詳しく紹介している記事もあるのでこちらもぜひチェックしてみてください。
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参加しやすい内容かつ盛り上がるポイントとして「単純」「明快」「偶然性」の要素です。 ルールが単純で誰でも一度で理解でき、外から見ても何をやっているのかが明快になっていることで全体に一体感が生まれます。
そしてご利用者様の自立度や身体機能の違いによって勝敗がつかない偶然性のあるゲームを選ぶことで参加してもらいやすくなります。
参加者同士がコミュニケーションをとることでレクリエーションがより盛り上がります。例えばここで紹介した以外のレクリエーションでいうと昔のことを思い出し、思い出話につながるような「思い出の作文」などがあります。
また、大人数であれば「ホワイトボードを使ったレク」のように複数人で取り組むレクリエーションは自然とコミュニケーションが生まれやすくなります。それぞれおすすめのレクリーションを紹介しているページもあるので参考にしてみてください。
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一人ひとりに取り組んでもらうレクリエーションもよいですが、適度に競争の要素の要素を入れることでさらに盛り上がります。クイズを個人やチーム戦で行ったり、道具を使うレクリエーションであれば適度に体を動かすことにもなりおすすめです。
道具を使うレクリエーションであればオリジナルのレクリエーション10選を紹介している記事があるのでこちらもぜひチェックしてみてください。
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介護アンテナのなかでも特に人気の高いのが「脳トレ」をはじめとした頭を使うレクリエーションです。計算問題やパズル、クイズなどの問題を日常的に解くことは脳機能の維持や老化現象の予防、また認知症予防にも効果があると言われています。
さらに介護アンテナの介護レク素材は認知症ケアのアプローチである「回想法」を採り入れているため、高齢者からすると懐かしいと思える問題がたくさんあります。昔のことを思い出すことで自然と会話などが生まれレクリエーションの場もきっと盛り上がるでしょう。
計算問題はお金や買い物などを日常のものをテーマにしているのですごくイメージがつきやすいのではないでしょうか。また、そろばんは頭のなかに玉を想像したり、想像しながら指をはじいたりすることでより脳の活性化にもつながります。
計算問題はこのほかにも時計や時間など日常にあるものをテーマにしたものや、あみだくじの要領で計算をする問題などいろいろな種類があるので、ほかの問題もぜひチェックしてみてください。
介護レク素材お金の計算問題-No.00002
介護レク素材お買い物の計算問題-No.00160
介護レク素材そろばんの計算問題-No.00327
クロスワードはヒントをもとに縦横の空白のマスを埋めていくパズルです。頭のなかでいろいろな言葉を考え試行錯誤し正解を導き出します。知っている言葉を思い出したり推理する力が必要なので脳トレとしても人気な問題です。
初級・中級・上級と難易度が分かれているので取り組む方のレベルに合わせて選びんでみてください。
介護レク素材クロスワード -No.00091
介護レク素材クロスワード -No.00102
介護レク素材クロスワード -No.00354
昭和クイズは昭和に起きた出来事や流行ったものなどをテーマにしたクイズで脳トレ問題としても人気です。現在、高齢者(65歳以上の方)は昭和生まれの方が大半ですので高齢者にとってはとても懐かしく親しみのあるクイズなのです。
また、昭和クイズは答えを考える際に自然と当時のことを思い出そうとするので、認知症予防効果が期待できる「回想法」にもなるので高齢者施設等での脳トレレクとしてもおすすめな問題です。
介護レク素材昭和クイズ - No.00388
介護レク素材昭和クイズ - No.00390
介護レク素材昭和クイズ - No.00396
塗り絵や迷路などのレクリエーションは集中力や注意力に加え、手や指先の細かな作業が必要になってきます。この手や指先を使うことが脳を刺激し、脳の活性化につながります。
塗り絵は花や動物、風景などに加え、細かな図柄の大人の塗り絵があったりと種類が豊富です。また迷路は一般的なゴールを目指す問題はもちろん、自分でコースを作る問題や矢印の方向に進みながらマスに書かれたひらがなが最終的にどんな文章になるのかを当てる問題など、こちらも種類が豊富なので飽きずに楽しむことができます。
塗り絵は集中力や注意力に加え、手や指先の細かな作業が必要になるので、脳トレとして高齢者施設でも人気なレクリエーションのひとつです。美人画塗り絵であればお化粧をするイメージで塗ることで女性に好評な素材となっています。季節ごとの素材が豊富なので、塗り終わったあとは部屋に飾り季節感を演出するワンポイントとしてもおすすめです。
介護レク素材塗り絵「4月の花 チューリップ」 - No.00553
介護レク素材塗り絵「金魚」 - No.00712
介護レク素材美人画の塗り絵「シクラメンとモダンガール」 - No.00795
迷路は全体を俯瞰で見渡しゴールを目指すので空間を把握する能力を高めることが期待できます。また、矢印を辿りながら言葉を見つけだす迷路は一時記憶する力を養ったり、自分で迷路を作る問題では創造力などの向上が期待できます。同じ迷路の問題でもそれぞれルールが異なっているので飽きずに楽しむことができます。
介護レク素材おにぎりの迷路-No.00005
介護レク素材矢印を進んで言葉を見つける迷路-No.00067
介護レク素材りんごの迷路を自由につくってみよう-No.00097
なぞり絵は1から順番に数字のそばの点を線でつなぎひとつの絵を作る脳トレです。進め方はとてもシンプルですが、点と点を線で結ぶのは集中力や注意力、また手や指先を細かく動かす作業が必要になります。線を描き進めるとだんだんと絵の完成像が見えてくるので、楽しみながら進められる脳トレです。またルールもシンプルなので多くの方に楽しんでいただける問題となっています。
介護レク素材点をつなぐなぞり絵 - No.00007
介護レク素材点をつなぐなぞり絵 - No.00011
介護レク素材点をつなぐなぞり絵 - No.00021
外出アクティビティも人気の高いレクリエーションのひとつだと思いますが、なかなか頻繁にできるレクリエーションではないですよね。そこで簡単に大人数で外出気分が味わえるレクリエーションをご紹介してみたいと思います。高齢者施設では普段室内にいるという方が多いと思いますので、外出気分を味わえるレクリエーションもきっと喜ばれるはずです。ぜひ試してみてください。
いつでも簡単にできるのが「外気浴」です。一定時間窓を開放することで風通しをよくし外の空気を味わってもらったり、日光を浴びてもらいましょう。特に日光を浴びることは「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが増え、ストレス解消や集中力アップ、また気持ちが明るくなるなどの効果が期待できます。
また、同時に高齢者に不足がちなビタミンDも作られ、カルシウムの吸収を助け、骨を強くする効果が期待できます。
ここ数年で新しいレクリエーションとして人気が高まってきているのがオンライン旅行です。室内にいながら美しい季節の映像や、遠方の観光地を大人数で楽しむことができます。外出アクティビティのように事前の外出先の下調べやスケジューリングなどは不要で、ご利用者は室内にいながら旅行気分を味わえるとあって今後さらに注目が集まりそうなレクリエーションです。
道具を使うことでできるレクリエーションの種類が増えたり、より高い脳トレ効果が期待できるものもあったりするのでぜひお試ください。いずれも身近にある道具で介護アンテナオリジナルのいろいろな種類のレクリエーションをご紹介します。
介護レク素材ホワイトボードを使ったレク「どれだけ思い出せる?記憶力ゲーム」 - No.01049
「どれだけ思い出せる?記憶力ゲーム」は「野菜の名前」や「動物の名前」などテーマをひとつ挙げて、チームごとでいくつ挙げられるかを競うゲームです。発声の促進をしたり、思い出すことで記憶力のトレーニングにもつながるゲームです。
チーム戦なので大人数で参加でき、盛り上がることが期待できます。また、野菜の名前や動物の名前などでは簡単すぎるといった場合には「ナポリタンに使う具材」や「世界遺産のある国」といった具合にすると難易度が上げられます。
※ テーマの回答にまつわるエピソードや豆知識を用意 例)イチゴは野菜に区分されている、キュウリの90%は水分 など
※場の状況により難易度を上げる場合は、テーマを料理名にして、使う食材を答えるようにするのもよい
介護レク素材リバーシセットを使ったレク「白黒どっち? リバーシ数当てゲーム」 - No.01065
「白黒どっち? リバーシ数当てゲーム」は参加者にリバーシのコマを配り、白が多いと予想する場合は白の面を上に、黒が多いと予想する場合は黒の面を上にして置いてもらいます。そのあとスタッフがリバーシのコマ5枚をボードに振り、予想が当たった方がチップとしてコマを獲得します。これを繰り返して最後にチップを一番多く持っていた方の勝利となるゲームです。
レクリエーションが盛り上がる要素であるルールの分かりやすさや偶然性のあるゲームなので大人数で盛り上がるレクリエーションです。
介護レク素材カップ・ピンポン玉を使ったレク「キャッチして! ピンポン玉バウンドゲーム」 - No.01061
「キャッチして! ピンポン玉バウンドゲーム」は片手にカップ、もうひとつの手にピンポン玉を持ち、それをテーブル上でバウンドさせカップでキャッチするというゲームです。目を動かすので動体視力の向上が期待できます。
また、ピンポン玉を投げる手とキャッチする手を左右逆に入れ替えることでより脳の活性化にもつながります。体を動かす要素があるので、ちょっとした運動のレクとしてもおすすめです。
介護レク素材トランプを使ったレク「出た数で勝負! トランプバトルゲーム」 - No.01073
「出た数で勝負! トランプバトルゲーム」は、参加者一人一人に10枚配り、「せーの」の掛け声で手持ちの1番上のカードをめくって出します。そこで1番大きな数字を出した方が勝者です。勝った方はその場に出されたカードをすべて獲得し最後に集計し、獲得枚数を競います。
難易度の調整として勝った人が場のカードの数字を全て足した数を答えてもらい正解したら獲得できるなどのルールを加えても楽しいでしょう。計算が加わるので脳トレの要素も加わります。
介護アンテナでダウンロードできるレク素材も楽しめますが、100円ショップで買える道具や小物を揃え、ひと手間加えるだけでもさらにレクリエーションが盛り上がります。都度、ダウンロードや印刷する手間も省けるので新しいレクリーションの種類としてぜひ見てみてください。
介護レク素材的に目がけて!フリスビーゲーム - No.01192
「的に目がけて!フリスビーゲーム」は、まず模造紙に1~9の番号を書き9マスの的にし床に設置します。投球地点に椅子を置き、参加者はそこに座りながら的を目がけてフリスビーを5投します。そしてマス上のフリスビーの合計点を競います。
競争によるゲーム性があるので、参加者同時のコミュニケーションが活発になり盛り上がることが期待できます。また、体を動かすレクリエーションですが、座りながらも行えるので下肢が不自由な方でも楽しむことができます。
高齢になる体が思うように動かなっていったり、室内にいることが多くなったりと体を動かす機会が少なくなることから運動不足になりがちです。特に高齢者の場合、体力や筋力も衰えるため、転倒などの事故につながるケースもあります。
また、体操のような軽い運動を行うことは脳の活性化を促進し、運動機能の維持や向上だけでなく脳トレ効果も期待できます。介護アンテナでは理学療法士監修のオリジナルの体操を紹介していますのでぜひチェックしてみてください。
関連記事【動画】楽しい簡単!高齢者向け転倒予防体操(座位で行う体操)
こちらも「【動画】楽しい簡単!高齢者向け転倒予防体操(座位で行う体操)」のページで画像と動画つきで詳しくご紹介しているのでご覧ください!
高齢者の転倒は、ときに大きなケガにつながります。座ってできる「転倒予防体操」で筋力・バランス力を鍛えて、転びにくい体をつくりましょう。
体操など体を動かすレクリエーションの場合は、ご利用者の安全の確保にも気を配る必要があるためとても注意が必要ですよね。今回紹介した「転倒予防体操」は座りながらできるので、ご利用者の怪我の心配もいりませんし、立つのが難しい方でも気軽に行うことができます。
介護レク素材【動画】簡単!座位でできる高齢者向け認知症予防体操(手・指を動かす脳トレ)を見る
介護レク素材【動画】楽しい簡単!高齢者向け誤嚥予防体操(口腔・首・肩の体操)
介護レク素材【動画】簡単!椅子を使う高齢者向け転倒予防体操(立位)
関連記事介護レクで人気!ボッチャのルール、用具、高齢者向けアレンジを徹底解説
「ボッチャ」は、障がいのある人のために考案されたスポーツです。座ったまま行えて、ボールは投げても、転がしても、蹴ってもOK。体力に自信がない方や運動が苦手な方でも参加できるのが、ボッチャの一番の魅力といえるでしょう。ルールがシンプルな分、参加する方に合わせてアレンジできるのも、ボッチャのよさです。
対戦するチームが赤と青のボールを6球ずつ投げ、自チームのボールをジャックボール(目標球)にどれだけ近づけられるかを競います。相手のボールを弾いて自チームのボールを近づけたりとカーリングに似ている部分もあります。相手のボールを弾いて自チームのボールを近づけたりとカーリングに似ている部分もあります。
ただしボッチャの場合はジャックボールそのものを動かすこともできます。 ボッチャは個人戦・ペア戦、チーム戦があり、個人戦は1対1の2名、ペア戦は2対2の4名、チーム戦は3対3の6名で行います。
コートの大きさは縦12.5m×横6mです。図の①~⑥のスペースのことをスローインボックスといい、プレイ人数によってスローイングボックスは異なります。
先攻後攻を決め、先攻チームの選手が①のスローイングボックスからジャックボールを投げます。
ジャックボールを投げたら続けて自チームのカラーボールを投げます。また投げる際はスローイングボックスから出てはいけません。
先行のチームが投げた後、後攻のチームが②・④・⑥いずれかのスローイングボックスからボールを投げます。
3投目からジャックボールに対し、両チームの一番近いカラーボールの距離を比較し、遠い距離にあるボールのチームが投げます。投球はジャックボールより遠いチームが相手より近づけられるまで続きます。
2~4を繰り返し、ボールがなくなるまで続けます。一方のチームの投げるボールがなくなった場合は、もう一方のチームが連続して投げます。
ジャックボールに近いカラーボールのチームが勝ちです。 次に負けたチームのボールでジャックボールに一番近いボールを確認します。 負けたチームのボールからジャックボールまでの距離内にある勝利チームのボール数を得点として数えます。
得点を計測するまでが1ゲームです。「6.勝敗を決め得点を計測する」までが終了したら次のゲームに移ります。公式ルールでは個人戦とペア戦は4ゲーム、団体戦は6ゲームを行い、その合計得点が多いチームの勝ちです。
コートはスペースに合わせて縮小してもいいですし、道具は各都道府県の障がい者スポーツ協会や地方自治体で無料で貸出していることもありますので、必ずしも道具を購入したり作成する必要はありません。
ボッチャは室内にいながら程よく体を動かすことができ、見ている人たちも盛り上がるので室内で大人数が楽しめるおすすめのレクリエーションのひとつです。介護施設などで高齢者が楽しむためのルールのアレンジやボッチャがレクリエーションにおすすめな理由を紹介している記事もありますので、気になった方はぜひ見てみてください。
関連記事介護レクで人気!ボッチャのルール、用具、高齢者向けアレンジを徹底解説
関連記事脳トレにもなるスポーツ「モルック」とは?高齢者向けレクに最適!
「モルック」は、フィンランドで生まれたスポーツです。モルックと呼ばれる木の棒を投げ、「スキットル」という複数の木のピンを倒して獲得した点数を競います。運動が苦手な方や体力に自信がない方でも参加できること、また「投げる」「歩く」「しゃがむ」などの動作があり運動量が適度なことから、近年は老人ホームなどの介護施設で人気となっています。
2チーム以上(1チームは3~4人程度)に分かれ、地面に並べてた1~12が書かれたスキットル(的となる木の棒)をめがけて、3~4mほど離れたところから交互にモルック(投げる木の棒)を投げ、スキットルを倒します。
スキットルには数字が書かれており、1本だけ倒れた場合はスキットルに書かれた数字が得点に、2本以上倒れた場合は、倒れた本数が得点になります。
各チームが順番にスキットルにモルックを投げ、最初にぴったり50点になったチームが勝ちです。(50点を超えた場合は25点から再スタート) 時間があまりない場合は30点制(15点戻り)で行っても大丈夫です。プレイ人数は自由ですが、1チーム3人~4人程度だと楽しくプレイすることができます。
モルックは「投げる」「歩く」「しゃがむ」といった軽度な運動と算数の要素があるため、体と頭を一緒に使うレクリエーションで介護施設などでも今とても注目されています。室内で行うことも可能なのでぜひ採り入れてみてください。
モルックを投げるコツやレクリエーションにおすすめな理由を紹介している記事もあるので興味のある方はぜひそちらもチェックしてみてください!
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レクリエーションを行う際にトラブルなどの防止のためにいくつか注意が必要です。レクリエーションを行う際はここでご紹介する注意点を念頭におき安全に楽しく行いましょう。
高齢者施設では、車椅子の方や片麻痺のある方、耳の遠い方などご利用者様の健康状態はさまざまだと思います。いずれも職員がいつでもサポートできるよう近くにいるようにしましょう。
レクリエーションを盛り上げるポイントのひとつとして「適度な競争心を煽る」と上げましたが、過度に競争を煽るのはトラブルに発展しかねないため注意が必要です。
個人戦の場合はチームに分けて勝敗をつけるなどすることで、負けた気持ちをみんなで共有できコミュニケーションの活性化につながったり、絆が深まったりします。
レクリエーションを行ううえで大切なのはご利用者様へ無理強いをしないということです。趣味や嗜好は人それぞれですし、日によって気分も異なります。無理強いをすることでストレスを感じることもありますので、レクリエーションの参加はご本人の意思を尊重しましょう。
レクリエーションというと単純に「笑顔を引き出す」をゴールに設定しがちの方もいらっしゃると思いますが、高齢者施設で行うレクリエーションは「食事」や「入浴」、「排泄」などと同等の役割を持ちます。高齢者にとってレクリエーションとは日常生活活動のひとつといえ、高齢者施設で行うレクリエーションは「自己実現のお手伝い」という役割を担います。
また、レクリエーションによって自己実現を図るのはご利用者だけではありません。高齢者施設でのレクリエーションには「ご利用者」「介護職員」「ご家族」「地域」「知人」と5つのステークホルダー(利害関係者)が存在し、これらは相互に関わり合い高めあっていく関係となっています。つまり「介護職員の皆さんの自己実現」も大切だということです。
高齢者のレクリエーションの目的や意義について解説している記事があるのでこちらもぜひチェックしてみてください。
関連記事高齢者のレクリエーションの目的や意義とは?分かりやすく解説!
高齢者施設で行うレクリエーションといっても「脳トレ」や「体操」などさまざまな種類があります。ご利用者の好みや得意不得意に合わせて選ぶのも重要ですが、それぞれどんな効果が期待できるかということを理解しておくと、より効果と満足度の高いレクリエーションの実現が可能となります。
このページではさまざまな種類のレクリエーションやどんな効果が期待できるのかということを紹介していきますので、ぜひこれから行う高齢者のためのレクリエーションの参考にしてみてください。
また介護アンテナでは会員登録(無料)するとレク素材が無料でダウンロード・印刷できたり、動画を閲覧することができますのでぜひ活用してください。
介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department
プロフィール
株式会社ベネッセスタイルケア運営の介護アンテナ。編集部では、ベネッセの25年以上にわたる介護のノウハウをはじめ、日々介護の現場で活躍している介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの高齢者支援のスペシャリストたちの実践知や日々のお仕事に役立つ情報をお届けします!
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