エパデールS600

しる100

このページではエパデールS600(持田製薬株式会社|脂質異常症治療薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

詳細情報

主成分

イコサペント酸エチル

効能・効果

閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善や高脂血症に使用します。

病気・病態

用法・用量

閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善
通常、成人は1回600mgを1日3回毎食直後に服用する。
高脂血症
通常、成人は1回900mgを1日2回または1回600mgを1日3回食直後に服用する。ただし、トリグリセリドの異常を呈する場合には、その程度により、1回900㎎、1日3回まで増量できる。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

  • 肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST、ALT、Al-P、γ-GTP、LDH、ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
  • 心房細動(頻度不明)、心房粗動(頻度不明):イコサペント酸エチル(4g/日)の海外臨床試験において、入院を要する心房細動又は心房粗動のリスク増加が認められたとの報告がある 。また、イコサペント酸エチルを含むオメガ-3脂肪酸の国内外臨床試験において、心房細動のリスク増加が認められたとの報告がある。
    注 ) 高脂血症において本剤の承認された1日最高用量は、2,700mgである。

その他副作用

発疹、掻そう痒感等、皮下出血、悪心、胸やけ、腹部不快感、下痢、便秘、腹部膨満感、腹痛、AST・ALT・Al-P・γ-GTP・LDH・ビリルビンの上昇等の肝機能障害、BUN・クレアチニンの上昇、頭痛・頭重感、ふらつき、しびれ、浮腫、尿酸上昇、CKの上昇、動悸

形状・色

?

薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

微黄色透明の球形・軟カプセル剤、直径約4.0mm

粉砕の可否

不可(粉砕が出来ない)

保管方法

室温保存

その他の剤形

  • エパデールS300
  • エパデールS900
  • エパデールカプセル300
  • エパデールEMカプセル2g

禁忌

病名禁忌

出血している方(血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、硝子体出血等):止血が困難となるおそれがある。

併用禁忌

ミフェプリストン・ミソプロストール(メフィーゴパック)
ミフェプリストン・ミソプロストールによる子宮出血の程度が悪化するおそれがある。

併用注意

抗凝固剤:ワルファリンカリウム等
血小板凝集を抑制する薬剤:アスピリン、インドメタシン、チクロピジン塩酸塩、シロスタゾール等
出血傾向をきたすおそれがある。

高齢者が特に注意すること
(一般的な注意点も含む)

  • 本剤は空腹時に投与すると吸収が悪くなるので食直後に服用すること。
  • 本剤は噛まずに服用すること。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

いいねするには
ログインが必要です

介護職のキホン

介護技術

認知症ケア

病気・薬

介護サービス情報

介護資格

介護施設運営

介護レクリエーション

介護イラスト

薬辞典

お出かけ

研修・セミナー

マガジン

介護用語集

ブックマークするには
ログインが必要です