カロナール錠200

しる100

あゆみ製薬株式会社

  • 内服薬│鎮痛薬
  • 医薬品コード(YJコード):1141007F1063

このページではカロナール錠200(あゆみ製薬株式会社|鎮痛薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

詳細情報

主成分

アセトアミノフェン

効能・効果

各種疾患及び症状における鎮痛や急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛に使用します。

用法・用量

各種疾患及び症状における鎮痛
通常、成人は1回300~1,000mgを服用し、服用間隔は4~6時間以上とする。なお、1日総量として4,000mgを限度とする。空腹時の服用は避けさせることが望ましい。
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
通常、成人は1回300~500mgを頓用する。なお、原則として1日2回までとし、1日最大1,500mgを限度とする。空腹時の服用は避けさせることが望ましい。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがある。
  • 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症(いずれも頻度不明)
  • 喘息発作の誘発(頻度不明)
  • 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):劇症肝炎、AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
  • 顆粒球減少症(頻度不明)
  • 間質性肺炎(頻度不明):咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
  • 間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明)
  • 薬剤性過敏症症候群(頻度不明):初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがある。

その他副作用

チアノーゼ、血小板減少、血小板機能低下(出血時間の延長)、悪心・嘔吐、食欲不振、過敏症

形状・色

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薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

白色の素錠、割線入り、直径10.0mm、厚さ3.3mm

粉砕の可否

粉砕を希望する場合は医師・薬剤師にご相談ください。

保管方法

室温保存

その他の剤形

  • カロナール錠300
  • カロナール錠500
  • カロナール細粒20%
  • カロナール細粒50%
  • カロナール原末
  • カロナール坐剤小児用50
  • カロナール坐剤100
  • カロナール坐剤200
  • カロナール坐剤400
  • カロナールシロップ2%

禁忌

病名禁忌

  • 重篤な肝障害のある方
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方

併用注意

リチウム製剤:炭酸リチウム
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン、イブプロフェン等)で、リチウムとの併用によりリチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒を呈したとの報告がある。
チアジド系利尿剤:ヒドロクロロチアジド等
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン等)で、チアジド系利尿剤の作用を減弱することが報告されている。
クマリン系抗凝血剤:ワルファリンカリウム
クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので減量するなど慎重に投与すること。
カルバマゼピン
フェノバルビタール
フェニトイン
プリミドン
リファンピシン
イソニアジド
これらの薬剤の長期連用者は、肝薬物代謝酵素が誘導され、肝障害を生じやすくなるとの報告がある。
抗生物質
抗菌剤
過度の体温下降を起こす頻度が高くなることから、併用する場合には観察を十分に行い、慎重に投与すること。

飲食物(食べ合わせ/飲み合わせ)

注意する飲食物

アルコール
アルコールの多量常飲者において肝不全の報告がある。

高齢者が特に注意すること
(一般的な注意点も含む)

  • 副作用が出やすいので、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により、肝障害が発現するおそれがあることから、特に総合感冒剤や解熱鎮痛剤等の配合剤を併用する場合は、アセトアミノフェンが含まれていないか確認し、含まれている場合は併用を避けること。
  • 副作用の発現に特に注意し、少量から投与を開始するなど状態を観察しながら慎重に投与すること。高熱を伴う高齢者においては、過度の体温低下、虚脱、四肢冷却等が現れることがあるので、投与後の状態に十分注意が必要である。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

食べ合わせ・飲み合わせについては、服用される方のQOL(生活の質)も含めて専門家(医師、薬剤師)に相談しながら個別に判断が必要です。これらを飲む・食べることで、どんなことが起こる可能性があるかをご本人や周囲の方が理解し、注意点・観察ポイントの検討にお役立てください。

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ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

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