公開日:2022/12/20

更新日:2022/12/22

登録者:介護アンテナ編集部

プレタールOD錠50mg

しる100

このページではプレタールOD錠50mg(大塚製薬株式会社|抗血栓薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

プレタールOD錠50mgの概要

主成分

シロスタゾール

分類

内服薬│抗血栓薬

効能・効果

慢性動脈閉塞症に基づく潰瘍、疼痛及び冷感等の虚血性諸症状の改善に使用します。

高齢者に多い
病気・病態

用法・用量

通常、成人は1回100mgを1日2回服用する。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

  • うっ血性心不全(0.1%未満)、心筋梗塞、狭心症、心室頻拍(いずれも頻度不明)
  • 出血(脳出血等の頭蓋内出血(頻度不明)、消化管出血(0.1~5%未満)、眼底出血(0.1%未満)、肺出血、鼻出血(いずれも頻度不明)):脳出血等の頭蓋内出血の初期症状として、頭痛、悪心・嘔吐、意識障害、片麻痺があらわれることがある。
  • 胃・十二指腸潰瘍(0.1~5%未満):出血を伴う胃・十二指腸潰瘍があらわれることがある。
  • 血小板減少、汎血球減少、無顆粒球症(いずれも頻度不明)
  • 間質性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多を伴う間質性肺炎があらわれることがある。このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
  • 肝機能障害(0.1%未満)、黄疸(頻度不明):AST、ALT、Al-P、LDH等の上昇や黄疸があらわれることがある。
  • 急性腎障害(頻度不明)

その他副作用

頭痛・頭重感

形状・色

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薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

白色の素錠、直径7.0mm、厚さ2.8mm

粉砕の可否

粉砕を希望する場合は医師・薬剤師にご相談ください。

保管方法

室温保存

医薬品コード(YJコード)

3399002F3020

その他の剤形

  • プレタールOD錠100mg
  • プレタール散20%

情報に誤りがあった場合、お問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。

プレタールOD錠50mgを服用する際の注意点

禁忌

病名禁忌

  • 出血している方(血友病、毛細血管脆弱症、頭蓋内出血、消化管出血、尿路出血、喀血、硝子体出血等):出血を助長する恐れがある。
  • うっ血性心不全の方:症状を悪化させる恐れがある。
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方

併用注意

ワルファリン等、アスピリン、チクロピジン塩酸塩、クロピドグレル硫酸塩等、ウロキナーゼ、アルテプラーゼ等、アルプロスタジル、リマプロスト アルファデクス等
出血した時、それを助長する恐れがある。
エリスロマイシン等、リトナビル等、イトラコナゾール、ミコナゾール等、シメチジン、ジルチアゼム塩酸塩等、オメプラゾール等
本剤の作用が増強する恐れがある。

飲食物(食べ合わせ/飲み合わせ)

注意する飲食物

グレープフルーツジュース
本剤の作用が増強する恐れがある。

高齢者が特に注意すること(一般的な注意点も含む)

  • 本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用が可能である。また、水で服用することもできる。
  • 本剤は寝たままの状態では、水なしで服用しないこと。
  • 一般に生理機能が低下しているため、減量するなど注意すること。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

食べ合わせ・飲み合わせについては、服用される方のQOL(生活の質)も含めて専門家(医師、薬剤師)に相談しながら個別に判断が必要です。これらを飲む・食べることで、どんなことが起こる可能性があるかをご本人や周囲の方が理解し、注意点・観察ポイントの検討にお役立てください。

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

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