公開日:2022/12/20

更新日:2022/12/22

登録者:介護アンテナ編集部

ロペミンカプセル1mg

しる100

このページではロペミンカプセル1mg(ヤンセンファーマ株式会社|下部消化管疾患治療薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

ロペミンカプセル1mgの概要

主成分

ロペラミド塩酸塩

分類

内服薬│下部消化管疾患治療薬

効能・効果

下痢症に使用します。

用法・用量

通常、成人は1日1〜2mgを1〜2回に分割経口服用する。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

  • イレウス(0.1%未満)、巨大結腸(頻度不明):消化器症状とともにイレウス、巨大結腸があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止すること。
  • ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(0.1%未満):ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他副作用

腹部膨満、発疹

形状・色

?

薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

白色不透明のカプセル剤、長さ14.2mm、厚さ(キャップ5.3mm、ボディ5.1mm)

粉砕の可否

粉砕を希望する場合は医師・薬剤師にご相談ください。

保管方法

室温保存

医薬品コード(YJコード)

2319001M1213

その他の剤形

  • ロペミン小児用細粒0.05%
  • ロペミン細粒0.1%

情報に誤りがあった場合、お問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。

ロペミンカプセル1mgを服用する際の注意点

禁忌

病名禁忌

  • 出血性大腸炎の方:腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な感染性下痢の方では、症状の悪化、治療期間の延長を来す恐れがある。
  • 抗生物質の投与に伴う偽膜性大腸炎の方:症状の悪化、治療期間の延長を来す恐れがある。
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方

併用注意

ケイ酸アルミニウム、タンニン酸アルブミン
本剤の作用を減弱する恐れがある。
リトナビル、キニジン、イトラコナゾール
本剤の作用を増強し副作用発現が増える恐れがある。
デスモプレシン
デスモプレシンの血中濃度が上昇することがある。

高齢者が特に注意すること(一般的な注意点も含む)

一般に高齢者では生理機能が低下しているため、用量に留意するなど、注意して投与すること。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

いいね!するには
ログインが必要です

介護職のキホン

介護技術

認知症ケア

病気・薬

介護サービス情報

介護資格

介護施設運営

介護レクリエーション

介護イラスト

薬辞典

お出かけ

研修・セミナー

マガジン

介護用語集

ブックマークするには
ログインが必要です