ロペミンカプセル1mg

しる100

このページではロペミンカプセル1mg(ヤンセンファーマ株式会社|下部消化管疾患治療薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

詳細情報

主成分

ロペラミド塩酸塩

効能・効果

下痢症に使用します。

用法・用量

通常、成人は1日1~2mgを1~2回に分割経口服用する。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

  • イレウス(0.1%未満)、巨大結腸(頻度不明):消化器症状とともにイレウス、巨大結腸があらわれることがある。
  • ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(0.1%未満)
  • 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)

その他副作用

腹部膨満、発疹、AST・ALT・γ-GTPの上昇、腹部不快感、悪心、腹痛、嘔吐、食欲不振、蕁麻疹、そう痒感、口渇、眠気、めまい、発汗、倦怠感

形状・色

?

薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

白色不透明のカプセル剤、長さ14.2mm、厚さ(キャップ5.3mm、ボディ5.1mm)

粉砕の可否

粉砕を希望する場合は医師・薬剤師にご相談ください。

保管方法

室温保存

その他の剤形

  • ロペミン小児用細粒0.05%
  • ロペミン細粒0.1%

禁忌

病名禁忌

  • 出血性大腸炎の方:腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な感染性下痢の方では、症状の悪化、治療期間の延長を来すおそれがある。
  • 抗生物質の投与に伴う偽膜性大腸炎の方:症状の悪化、治療期間の延長を来すおそれがある。
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方

併用注意

ケイ酸アルミニウム
タンニン酸アルブミン
本剤の作用を減弱するおそれがあるので、投与間隔をあけるなど注意すること。
リトナビル
キニジン
本剤の血中濃度が上昇することがある。
イトラコナゾール
本剤の血中濃度が上昇することがある。
デスモプレシン
デスモプレシンの血中濃度が上昇することがある。

高齢者が特に注意すること
(一般的な注意点も含む)

  • 一般に高齢者では生理機能が低下しているため、用量に留意するなど、注意して投与すること。
  • 止瀉剤による治療は下痢の対症療法であるので、脱水症状がみられる場合、輸液等適切な水・電解質の補給に留意すること。
  • 薬理作用上、便秘が発現することがあるので、用量に留意し、便秘が発現した場合は投与を中止すること。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

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