公開日:2022/12/20

更新日:2022/12/22

登録者:介護アンテナ編集部

ミルセラ注シリンジ100μg

しる100

このページではミルセラ注シリンジ100μg(中外製薬株式会社|造血薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

ミルセラ注シリンジ100μgの概要

主成分

エポエチンベータペゴル(遺伝子組換え)

分類

注射薬│造血薬

効能・効果

腎性貧血に使用します。

用法・用量

血液透析の方
初回注射:通常、成人は1回50μgを2週に1回静脈内注射する。
維持用量:貧血改善効果が得られたら、1回25~250μgを4週に1回静脈内注射する。
腹膜透析の方及び保存期慢性腎臓病の方
初回注射:通常、成人は1回25μgを2週に1回静脈内注射する。
維持用量:貧血改善効果が得られたら、1回25~250μgを4週に1回静脈内注射する。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

  • 脳出血(0.2%)
  • 心筋梗塞(0.2%)
  • 高血圧性脳症(0.2%)
  • ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、咽頭浮腫等)を起こすことがある。
  • 赤芽球癆(頻度不明):抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆があらわれることがある。赤芽球癆と診断された場合には本剤の投与を中止すること。また、エリスロポエチン製剤・ダルベポエチン アルファ製剤への切替えは避け、適切な処置を行うこと。
  • 肺梗塞、脳梗塞(いずれも頻度不明)
  • 肝機能障害(頻度不明):AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害が報告されている。

その他副作用

血圧上昇(7.6%)、好酸球数増加、シャント閉塞・狭窄

形状・色

?

薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

無色~微黄色の澄明な液

保管方法

2~8℃保存

医薬品コード(YJコード)

3999432G4029

その他の剤形

  • ミルセラ注シリンジ12.5μg
  • ミルセラ注シリンジ25μg
  • ミルセラ注シリンジ50μg
  • ミルセラ注シリンジ75μg
  • ミルセラ注シリンジ150μg
  • ミルセラ注シリンジ200μg
  • ミルセラ注シリンジ250μg

情報に誤りがあった場合、お問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。

ミルセラ注シリンジ100μgを服用する際の注意点

禁忌

病名禁忌

  • 本剤の成分またはエリスロポエチン製剤・ダルベポエチンアルファ製剤に過敏症の方

高齢者が特に注意すること(一般的な注意点も含む)

一般に高齢者では生理機能が低下しており、また高血圧症等の循環器系疾患を合併することが多いため、血圧及びヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値等の推移に十分注意し、投与量又は投与回数を適宜調整すること。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

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