公開日:2022/12/20

更新日:2022/12/22

登録者:介護アンテナ編集部

フェロミア錠50mg

しる100

このページではフェロミア錠50mg(エーザイ株式会社|造血薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

フェロミア錠50mgの概要

主成分

クエン酸第一鉄ナトリウム

分類

内服薬│造血薬

効能・効果

鉄欠乏性貧血に使用します。

用法・用量

通常、成人は1日100〜200mgを1〜2回に分けて食後服用する。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

その他副作用

悪心・嘔吐

形状・色

?

薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

白色のフィルムコーティング錠、直径10.3mm、厚さ5.0mm

粉砕の可否

原則不可(治療上必要であると医師や薬剤師が判断した場合粉砕することがある)

保管方法

室温保存・錠PTP包装はアルミ袋開封後、湿気を避けて保存すること・錠バラ包装は開栓後、湿気を避けて保存すること

医薬品コード(YJコード)

3222013F1025

その他の剤形

  • フェロミア顆粒8.3%

情報に誤りがあった場合、お問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。

フェロミア錠50mgを服用する際の注意点

禁忌

病名禁忌

  • 鉄欠乏状態にない方:過敏症を起こす恐れがあるので、過量投与にならないように注意する。

併用注意

セフジニル
セフジニルの吸収を阻害することがあるので、3時間以上間隔を空けて本剤を服用すること。
塩酸シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、トスフロキサシントシル酸塩水和物、スパルフロキサシン等
これらの薬剤の吸収を阻害することがある。
テトラサイクリン系抗生物質
相互に吸収を阻害する。
レボチロキシンナトリウム水和物、リオチロニンナトリウム等
これらの薬剤の吸収を阻害する恐れがある。
制酸剤
本剤の吸収を阻害することがある。

飲食物(食べ合わせ/飲み合わせ)

注意する飲食物

タンニン酸を含有する食品
鉄の吸収を阻害する恐れがある。

高齢者が特に注意すること(一般的な注意点も含む)

  • 本剤の投与により便が黒色になることがある。
  • 一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

食べ合わせ・飲み合わせについては、服用される方のQOL(生活の質)も含めて専門家(医師、薬剤師)に相談しながら個別に判断が必要です。これらを飲む・食べることで、どんなことが起こる可能性があるかをご本人や周囲の方が理解し、注意点・観察ポイントの検討にお役立てください。

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

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