シンメトレル錠50mg

しる100症状に注意

このページではシンメトレル錠50mg(サンファーマ株式会社|パーキンソン病治療薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

詳細情報

主成分

アマンタジン塩酸塩

効能・効果

パーキンソン症候群、脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下の改善やA型インフルエンザウイルス感染症に使用します。

病気・病態

用法・用量

パーキンソン症候群の場合
通常、成人は初期量1日100mgを1~2回に分けて服用し、1週間後に維持量として1日200mgを2回に分けて服用する。
脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下の場合
通常、成人は1日100~150mgを2~3回に分けて服用する。
A型インフルエンザウイルス感染症の場合
通常、成人は1日100mgを1~2回に分けて服用する。
なお、症状、年齢に応じて適宜増減する。ただし、高齢者及び腎障害のある方では投与量の上限を1日100㎎とすること。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

  • 悪性症候群(Syndrome malin)(0.1%未満):急激な減量又は中止により、高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、ショック症状等があらわれることがあるので、このような場合には再投与後、漸減し、体冷却、水分補給等の適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、またミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、投与継続中にも同様の症状があらわれることがある。
  • 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
  • 視力低下を伴うびまん性表在性角膜炎、角膜浮腫様症状(頻度不明)
  • 心不全(頻度不明)
  • 肝機能障害(頻度不明):AST、ALT、γ‐GTP上昇等の肝機能障害があらわれることがある。
  • 腎障害(頻度不明)
  • 意識障害(昏睡を含む)(頻度不明)、精神症状(幻覚(5%未満)、妄想(5%未満)、せん妄(5%未満)、錯乱:(0.1%未満)等)、痙攣(0.1%未満)、ミオクロヌス(頻度不明)、異常行動(頻度不明):因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)があらわれることがある。
  • 横紋筋融解症(頻度不明):横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。

その他副作用

睡眠障害、眠気、不安、気分高揚、激越、失調、興奮、めまい、頭痛・頭重、神経過敏、集中力障害、不随意運動(振戦、ジスキネジー等)、視調節障害(霧視等)、便秘、下痢、食欲不振、悪心・嘔吐、口渇、立ちくらみ(起立性低血圧)、血圧低下、発疹、AST、ALT、ALPの上昇、脱力感・けん怠感、発汗、網状皮斑、欲動亢進、言語障害、歩行障害の悪化、抑うつ、失見当識、躁状態、悪夢、腹痛、排尿障害、動悸、光線過敏症、BUN、クレアチニンの上昇、下肢浮腫、胸痛、白血球減少

形状・色

?

薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

白色のフィルムコーティング錠、直径7.1mm、厚さ3.3mm

粉砕の可否

不可(粉砕が出来ない)

保管方法

室温保存

その他の剤形

  • シンメトレル錠100mg

禁忌

病名禁忌

  • 透析を必要とするような重篤な腎障害のある方
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方

併用注意

抗パーキンソン剤:レボドパ、抗コリン剤(トリヘキシフェニジル、ピペリデン等)、プラミペキソール、タリペキソール、ドロキシドパ
中枢興奮剤:メタンフェタミン、カフェイン等
食欲抑制剤:マジンドール
幻覚、睡眠障害等の副作用が増強されることがある。
抗パーキンソン剤:プラミペキソール
ジスキネジー、幻覚等の副作用が増強することがある。
チアジド系利尿剤:ヒドロクロロチアジド、トリクロルメチアジド、インダパミド等
カリウム保持性利尿剤:トリアムテレン、スピロノラクトン、エプレレノン等
作用が増強され、錯乱、幻覚、失調、ミオクロヌス等の副作用があらわれることがある。
NMDA受容体拮抗剤:メマンチン、デキストロメトルファン、ケタミン等
相互に作用を増強させるおそれがある。

飲食物(食べ合わせ/飲み合わせ)

注意する飲食物

アルコール・カフェイン
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強されることがある。

高齢者が特に注意すること
(一般的な注意点も含む)

  • 高齢者では副作用(特に興奮、見当識障害、幻覚、妄想、錯乱等の精神症状)があらわれやすいので、低用量から開始し、用量並びに投与間隔に留意するとともに状態を観察しながら慎重に投与すること。
  • 高齢者では排泄遅延が起こりやすく高い血中濃度が持続するおそれがある。(本剤は主として腎から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため。)
  • 低体重の高齢者では過量になりやすい。(低体重の高齢者では本剤の体重あたりの投与量が多くなる傾向がある。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

食べ合わせ・飲み合わせについては、服用される方のQOL(生活の質)も含めて専門家(医師、薬剤師)に相談しながら個別に判断が必要です。これらを飲む・食べることで、どんなことが起こる可能性があるかをご本人や周囲の方が理解し、注意点・観察ポイントの検討にお役立てください。

症状に注意当てはまる症状はありませんか?

  • 記憶障害

    記憶障害
  • せん妄

    せん妄

高齢者は多くの薬を使うと副作用が起こりやすいだけでなく、重症化しやすくなります。高齢者に起こりやすい注意すべき症状として、ふらつき・転倒、記憶障害、せん妄、抑うつ、食欲低下、便秘、排尿障害・尿失禁などが現れる場合があります。そのような症状を起こしやすいため、75歳以上の方を対象に、できれば使用を控えたい薬が「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」(日本老年医学会)でリストアップされており、それをもとに掲載しています。75歳未満でも介護を受けている方や要介護になる少し手前の状態の方も対象にしています。服薬中の薬であった場合は、決して自己判断で中止にせず、医師にご相談ください。

参考リンク高齢者の医薬品適正使用の指針 (総論編) (厚生労働省)

参考リンク高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015 (一般社団法人 日本老年医学会)

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

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