「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(高年齢者雇用安定法)」にもとづき、各市区町村ごとに設置された高齢者の自主的な団体。具体的には、庭の掃除や植木の手入れ、障子張り、あて名書き、墓守などを通じた60歳以上の高齢者の生きがいと交流のための事業だが、近年、公的年金の支給額の抑制や現役世代の雇止めによる退職金の減額などに伴う老後の生活の不安のため、働かざるを得ない者も増えている。
川村 匡由Masayoshi Kawamura
プロフィール
社会保障学者・武蔵野大学名誉教授。博士(早稲田大学)、行政書士有資格、福祉デザイン研究所所長、地域サロン「ぷらっと」主宰。1994年、つくば国際大学教授に就任後、武蔵野大学大学院教授を歴任。専門は社会保障、高齢者福祉、地域福祉、防災福祉。シニア社会学会・世田谷区社会福祉事業団理事。主著に『社会保障(編著)』『相談援助(同)』建帛社、『介護保険再点検』ミネルヴァ書房、『地域福祉とソーシャルガバナンス』中央法規出版、『防災福祉コミュニティの形成 実践編』『老活・終活のウソ、ホント70』大学教育出版、『脱・限界集落はスイスに学べ』農文協など。山岳紀行家でもあり、メディアに多数登場。
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