高齢者にとって楽しみの一つであるお食事。ご利用者一人ひとりの機能・状態・体調などに合わせた食事形態が必要となってきます。 ここでは、高齢者に向けた食事形態のご紹介をしていきます。
ここではベネッセスタイルケアの有料老人ホームで提供している食事形態についてご紹介します。
※ご紹介するものについてはベネッセスタイルケア独自のもので、食事形態は事業所やホームによって異なりますのでご了承ください。
※画像は一例です。施設やご利用者の状態によって異なる場合があります。
ご利用者お一人おひとりの咀嚼・嚥下などの機能の状況を確認し、その方に合った形態のお食事を提供します。
咀嚼・嚥下の機能の状況を下記の表と照らし合わせ、食事形態の選定を行います。
※判断については自分だけでおこなわず、医師や言語聴覚士など専門職の判断を仰いでください。
おかゆをミキサーにかけるだけでは、べたついて喉にはりつきます。そこで、ミキサー粥を作る際に粘りのもとを分解する凝固剤を入れます。すると、べたつきがなく、まとまりの良いぷるんとしたミキサー粥が出来ます。
これを「ゼリー粥」と呼びます。唾液の作用を受けにくいため、離水しにくいのも特徴です。
毎日の食事を生活の楽しみにしていただくためには工夫が必要です。
お一人おひとりのお身体の状態や嗜好、生活習慣を把握し、しっかり理解・確認の上、食事に反映することが大切です。医師や看護職員、栄養士とも連携し、ご利用者にとって何が一番良いのかを考えましょう。
※記事の内容は2020年8月時点の情報をもとに作成しています。
介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department
プロフィール
株式会社ベネッセスタイルケア運営の介護アンテナ。編集部では、ベネッセの25年以上にわたる介護のノウハウをはじめ、日々介護の現場で活躍している介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの高齢者支援のスペシャリストたちの実践知や日々のお仕事に役立つ情報をお届けします!
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