食事は高齢者にとって大きな楽しみの一つ。 利用者一人ひとりの嚥下機能・咀嚼力・全身状態・体調などに応じた食形態の調整が必要です。 ここでは、高齢者向けの食形態について分かりやすく紹介します。
ベネッセスタイルケアの有料老人ホームで提供している食事形態
ベネッセスタイルケアの有料老人ホームで提供している食事形態についてご紹介します。
※ご紹介する食事形態はベネッセスタイルケア独自のもので、事業所ごとに異なる場合があります。
食事形態の種類と提供例

※画像は一例です。施設やご利用者の状態によって異なる場合があります。
ご利用者お一人おひとりの咀嚼・嚥下などの機能の状況を確認し、その方に合った形態のお食事を提供します。
通常食
- 咀嚼・嚥下機能には問題のない方
一口食
- かたいもの、繊維の多いものなどの咀嚼が難しい方
- 口の中に入れやすい大きさに切れない方
きざみ食
- 咀嚼が難しい方
- 嚥下には大きな問題のない方
ソフト食
- 咀嚼は難しいが、舌と上あごで押しつぶしができる方
- きざみ食が口の中に残る、あるいはむせてしまう方
ミキサー食
- 食べ物を喉の方に送り込むことはできるが、形あるものでは難しい方
食事形態の機能の目安
咀嚼・嚥下の機能の状況を下記の表と照らし合わせ、食事形態の選定を行います。
※医師や言語聴覚士など専門職の判断を仰いでください。

献立別の食形態一覧
主食

ゼリー粥とは
お粥をそのままミキサーにかけると、粘りが強くなり、喉に張りついてしまう危険があります。
ゼリー粥は、お米の“粘りのもと”を分解する成分を含んだ凝固剤を使用することで、べたつきを抑えまとまりよく加工した、むせにくいお粥です。唾液の作用を抑え、離水しにくいのも特徴です。
パン粥とは
ミキサー状で、なめらかなパンのお粥です。ほのかな甘みと、パンの風味が感じられるのが特徴です。
粒のないなめらかな形状で、べたつきがなく、まとまりの良いむせにくいお粥
ほのかな甘味とパンの風味が感じられる物性が安定したパン粥
副食
定義・大きさの目安・形状
- 通常食
- 高齢者が食べやすい大きさ・かたさに調理したお食事。かたいもの、繊維の多いものはそぎ切り又はうす切りにする。
- 一口食
- 通常食からかたいもの・繊維の多いものを除き、代替品で調理し、カットしたもの。口に入れやすく、咀嚼しやすい大きさのお食事。ティースプーンにほぼ収まる大きさ。(1cm~3cm位の長方形)
- きざみ食
- きざんだ食材をとろみでまとめた、まとまりのよいお食事。
- ソフト食
- 形はあるが、舌でつぶせる程度のやわらかいお食事。ムース・プリン・ゼリー状。
- ミキサー食
- スプーンですくえるかたさのピューレ状。
毎日の食事が生活の楽しみになるように心がける

毎日の食事を生活の楽しみにするには工夫が必要です。まずは利用者一人ひとりの身体状態・嗜好・生活習慣を把握し、理解することが大切です。医師・看護職員・栄養士と連携し、利用者にとって最適な食事を考えていきましょう。
※記事の内容は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。

著者プロフィール
介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department




