介護職はご利用者・ご家族などお客様と接する機会が多い職種です。 身だしなみは、他人から見て一番わかりやすい評価の基準になるので、介護職はご利用者をケアするのに相応しいきちんとした身だしなみが求められます。 この記事では、介護職の正しい身だしなみやチェックポイントについてご紹介します。
身だしなみを整えるということは、社会人として必要最低限のマナーです。
身だしなみは良い印象を与え、ご利用者やご家族との信頼関係に役に立つという側面もありますが、爪が伸びていてご利用者を傷つけてしまう、手を洗わずに感染症の原因となってしまうなど、リスクや事故の可能性を少しでも減らすという側面もあります。
職場で日々、自身や同僚同士などでチェックしあえる体制づくりが必要です。
有料老人ホームのご入居者の平均年齢は介護付ホームでは85.7歳、住宅型ホームでは83.3歳、サービス付き高齢者向け住宅では82.1歳です。
参考:平成25年有料老人ホーム・サービス付高齢者住宅に関する実態調査研究事業報告書/公益社団法人全国有料老人ホーム協会
介護職にとっての身だしなみとはご利用者が見てどう思うか、という観点が必要です。
あなたの同世代から見て問題ない服装だったとしても、ご利用者にとっては不快に感じるケースもあるかもしれません。
ぜひ日々接しているご利用者の年齢を考慮した身だしなみを意識してみてください。
ここでご紹介する身だしなみの基準はベネッセスタイルケアのガイドラインで、介護職全員に共通するものではありません。会社のガイドラインを確認して、不安な部分については適宜上長に確認するようにしましょう。
※結婚指輪は着用していてもかまいませんが、雑菌がたまりやすいので清潔に保つ
いくら仕事を一生懸命していても、見た目がだらしないというだけで、ご利用者との信頼関係が築けなかったり、上長をはじめとして周囲からの評価が得られなかったりすることも考えられます。
ぜひ身だしなみを徹底し、好感のもたれる介護のプロを目指しましょう。
※記事の内容は2021年3月時点の情報をもとに作成しています。
介護アンテナ会員の方は「介護職のための身だしなみチェックシート」のPDFデータを下記ボタンよりダウンロードできます。(会員登録は無料です)
ぜひご自身や同僚同士などでのチェックにご活用ください。
...介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department
プロフィール
株式会社ベネッセスタイルケア運営の介護アンテナ。編集部では、ベネッセの25年以上にわたる介護のノウハウをはじめ、日々介護の現場で活躍している介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの高齢者支援のスペシャリストたちの実践知や日々のお仕事に役立つ情報をお届けします!
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