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この記事では介護の現場で介護職に求められる接遇について解説します。基本的なマナーや対象者別の言葉づかいなど、今日から使える具体的な事例をご紹介!勉強会の資料として使える印刷用データも無料でダウンロード可能♪
介護職はご利用者以外にもご家族、外部業者などさまざまな方と関わりを持ちながら、仕事をしています。適切なマナーや接遇で対応しなければなりません。この記事では介護職に必要な対象者別のマナー・接遇・言葉づかいについてご紹介します。
介護の現場といってもさまざまな立場の方がいて、求められる最適な接遇やマナー、言葉遣いは相手によって変わります。
例えば大人と話すときに5歳の子どもに向かって話すのと同じ言葉遣いをする方はあまりいないと思います。無意識に相手に伝わりやすい言葉遣いを選んでいるはずです。
それと同じようにコミュニケーションはその方の価値観に合わせた マナーや言葉づかいをすることが大切です。
笑顔は人を安心させる力があります。「口角あげ」を意識しましょう。
挨拶は、ご利用者、ご家族、ホームのご来訪者、同僚のスタッフ間でも大切な人間関係をつくる最初の一歩です。
清潔で上品な身だしなみを心がけましょう。
▼身だしなみについてはこちらの記事がおすすめです▼
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尊敬の念を忘れず、丁寧な対応をします。
ご利用者が座っている、または寝ている状態でお話しをする機会が多くあります。その時にスタッフは、高い視線から話しかけがちです。ご利用者と同じ高さの目線でお話しするように注意しましょう。
ご利用者の前で頬杖をつく、腕を組む、足を組むようなことがないようにします。
また、ご利用者の前にも関わらず大声で申し送りをすることや、スタッフ間でおしゃべりをすることは避けましょう。
居室は、ご利用者のプライベートな空間です。必ずノックをして、返事があることを確認してから(もしくは数秒おいてから)入室します。
お出迎え時は、事務所にいるスタッフ全員でお出迎えするなど、歓迎の気持ちを表現しましょう。
お見送りの際も同様ですが、施設の外に出てお見送りする場合は、同じ高さまで降り、角を曲がるまで、お見送りするとより気持ちが伝わります。
笑顔・挨拶、身だしなみ・言葉づかいなどは、「ご利用者に対するマナー」と同様です。その他、次の点に注意します。
お帰りになるときは、「お気をつけて」とご挨拶します。
NG:「お疲れさまでした」「ご苦労さまでした(目下の人間に使う労いの言葉)」
外に出てお見送りする場合は、同じ高さ(道路面)まで降り、角を曲がるまでお見送りします。
ご見学者は、いろいろな「ご不安」や「ご心配」を抱えてホームにいらっしゃいます。
その「ご不安」や「ご心配」を理解しつつ、お気持ちが少しでも和らぐように、お迎えすることが大切です。ご見学者の思い・お気持ちに寄り添えるような「笑顔」「挨拶」「身だしなみ」「言葉づかい」を心がけていきましょう。
詳細は「ご入居者に対するマナー」で確認してください。その他、お出迎え・お見送りには特に注意しましょう。
施設の社員だけでは、ホームを運営していくことはできません。厨房業者、施設メンテナンス業者、福祉用具業者などさまざまな方々に支えられて、ホームは成り立っています。外部業者の方々にも、同様に挨拶をしましょう。
作業終了後には「お疲れさまでした」「ありがとうございました」などの挨拶をします。
NG:「ご苦労様でした(目下の人間に使う労いの言葉)」
ご利用者の生活の場で、私たちは仕事をさせていただいています。いつでも見られている意識をもって、どんなときにも、ご利用者が不快な思いをされないように、私語を慎み分別のある行動をしましょう。
また、スタッフ間でも気持ちよく仕事をするには、お互いの気づかいが大切です。
年齢や立場などによって最適な接遇やマナーは異なります。
同じご利用者でもスタッフと距離を詰めて仲良くしたい方や、一定の距離を保ちたい方などさまざまです。もちろんご利用者の望むとおりにすることだけが正しい接遇とは限りません。
相手の立場に立ち、相手にとって一番心地よい距離感や言動考え、実践できるよう心がけましょう。
※記事の内容は2023年7月時点の情報をもとに作成しています。
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介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department
プロフィール
株式会社ベネッセスタイルケア運営の介護アンテナ。編集部では、ベネッセの25年以上にわたる介護のノウハウをはじめ、日々介護の現場で活躍している介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの高齢者支援のスペシャリストたちの実践知や日々のお仕事に役立つ情報をお届けします!
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