横浜市歴史博物館のスポット施設詳細

原始から開港期までを中心とする約3万年の市域の歴史を扱う「横浜市歴史博物館」

1995年に開館した横浜市歴史博物館は、地域の文化財の収集と保存を主として地域史の研究と市民への公開を行なっている。隣接する国史跡の「大塚・歳勝土遺跡公園」とともに、今に残る横浜の歴史を伝えている。

常設展示では原始時代の生活環境などの展示から武家社会が築かれていった中世へと、横浜の変化の過程を知ることができる。隣接する大塚・歳勝土遺跡から発掘された土器などの展示もあり、悠久の歴史を感じられる。近世や近現代のブースでは、農村から「港町・横浜」としての発展を遂げた歴史を大型展示とともに見ることができる。

その他、歴史や文化財の映像を見たり歴史クイズを楽しめたりする「スタディサロン」、博物館の収蔵コレクションを見ることができる「ミニ展示」などもある。中でも、約15分で3万年の横浜の歴史を、実写やコンピューターグラフィックで再現した映像で楽しめる「歴史劇場」は、子どもから大人まで楽しめる内容になっており、おすすめである。

展示室や通路は広めに設計されており、スロープや各階に設置された多目的トイレなど、バリアフリーには十分配慮がなされている。館内には自動販売機以外に飲食物の販売はないが、休憩室では飲食が可能。

隣接する大塚・歳勝土遺跡公園へは博物館から段差なく行くことができる。遺跡までの道は緩やかなスロープもあり、介助者がいれば車椅子の方でも問題ない。「都筑民家園」は、段差があるため車椅子のまま民家の中に入ることは難しい。

春は桜、秋には紅葉も楽しめる公園の散策とともに、大都市「横浜」の歴史にもぜひ触れていただきたい。