公開日:2022/12/20

更新日:2022/12/22

登録者:介護アンテナ編集部

プラリア皮下注60mgシリンジ

しる100

このページではプラリア皮下注60mgシリンジ(第一三共株式会社|骨・カルシウム代謝薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

プラリア皮下注60mgシリンジの概要

主成分

デノスマブ(遺伝子組換え)

分類

注射薬│骨・カルシウム代謝薬

効能・効果

骨粗鬆症や関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制に使用します。

高齢者に多い
病気・病態

用法・用量

骨粗鬆症
通常、成人は60mgを6ヶ月に1回、皮下注射する。
関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制
通常、成人は60mgを6ヶ月に1回、皮下注射する。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

  • 低カルシウム血症(1.4%):QT延長、痙攣、テタニー、しびれ、失見当識等を伴う低カルシウム血症があらわれることがある。低カルシウム血症が認められた場合には、カルシウム及びビタミンDの補充に加えて、緊急時には、カルシウムの点滴投与を併用するなど、適切な処置を速やかに行うこと。
  • 顎骨壊死・顎骨骨髄炎(0.1%)
  • アナフィラキシー(頻度不明)
  • 大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折(頻度不明)
  • 治療中止後の多発性椎体骨折(頻度不明)
  • 重篤な皮膚感染症(頻度不明):重篤な蜂巣炎等の皮膚感染症があらわれることがあるので、発赤、腫脹、疼痛、発熱等の症状が認められた場合には、適切な処置を行うこと。

その他副作用

貧血、湿疹、低リン酸血症、高血圧、鼻咽頭炎、胃炎、口内炎、歯周炎、胃食道逆流性疾患、背部痛、肝機能異常、γ-GTP上昇

形状・色

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薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

無色~淡黄色の澄明または僅かに乳白光を呈する液

保管方法

凍結を避け2~8℃で保存

医薬品コード(YJコード)

3999435G1023

情報に誤りがあった場合、お問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。

プラリア皮下注60mgシリンジを服用する際の注意点

禁忌

病名禁忌

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
  • 低カルシウム血症の方

高齢者が特に注意すること(一般的な注意点も含む)

皮下注射は、上腕、大腿または腹部に行うこと。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

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