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清拭とは身体を蒸しタオルなどで拭き、清潔を保つことを指します。入浴ができない場合に、清拭により清潔を保ち、感染や褥瘡を防ぎます。この記事では、清拭介助の際に準備すること、手順・ポイントをわかりやすくご紹介します。※記事の内容は2021年3月時点の情報をもとに作成しています。
頭を蒸しタオルで包み、ビニールで覆って蒸す。蒸している間に身体を拭くと良いが、冷めやすいので注意。冷める前にタオルで清拭を行う。
目頭から目尻に向かって拭く。目やにが多いとき、固まっている時は蒸しタオルで温めてから拭く。タオルは毎回拭く面を変え、同じ面を2回使わない。
耳の後ろ、中を拭く
顎の下のしわを縦にのばし横向きに拭く
手首から腕の付け根に向かって拭く。指の間、脇の下も丁寧に拭く。
※血液循環を促進させるために、末端(手先、足先)から拭いていきます。
乳房のまわりは円を描くように拭く。乳房の下は汚れがたまりやすいので念入りに拭く。
腹部は縦に拭く。便秘になりやすい方には、腹部を温めたり、「の」の字をかくようにマッサージをすると効果的。
足首を支え、足先から足の付け根に向かって拭く。指の間、足の甲、ひざの後ろは汚れやすいので念入りに拭く。
※血液循環を促進させるために、末端(手先、足先)から拭いていきます。
背中、臀部は大きな動作で肋骨に沿うように拭く。陰部は石けん、陰部清拭用のウェスを使って清拭する。
陰部洗浄は下記の記事でもご紹介しています。
関連記事【介護技術】排泄介助:陰部洗浄・清拭の方法・コツ|介護アンテナ
清拭は身体の清潔を保つだけではなく、身体を拭くことにより血液の循環を促したり、全身を観察し、異常はないか確認できる良い機会になります。
肌の状態により、ご本人それぞれ適切な力加減というのは調整が必要なので、簡単に思えて難しいケアでもあります。ぜひ声がけをしたり、ご本人の様子を伺いながら実施してください。
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介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department
プロフィール
株式会社ベネッセスタイルケア運営の介護アンテナ。編集部では、ベネッセの25年以上にわたる介護のノウハウをはじめ、日々介護の現場で活躍している介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの高齢者支援のスペシャリストたちの実践知や日々のお仕事に役立つ情報をお届けします!
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