こちらの記事は、歯の役割などを含めた介護の現場における口腔ケアの目的・必要性についてわかりやすくご紹介いたします。
高齢者にとって食べ物を咀嚼する・嚥下する、話すなどの口腔機能の維持をすることはとても重要なことです。
この記事では介護の現場における口腔ケアの目的・必要性についてわかりやすく解説します。
口腔ケアは歯や舌などの口腔内の機能を維持・向上させるために行います。
高齢者は口腔器官の働きが低下し、唾液の分泌が減少しているため、汚れやすくなっています。(動きが活発だと汚れがたまりにくい)
逆に高齢者で口から唾液があふれている方は唾液が多いから、ではなく嚥下が難しいからというケースが多いです。
歯は食べ物を噛むだけでなく、発音や健康、メンタルヘルスにも深く関わりがあります。口腔ケアを行うことで口臭予防や病気予防だけでなく、手指や舌の運動などさまざまなメリットが多いです。
具体的なケア方法としては、水でゆすぐだけでは不十分であり、歯ブラシを使用し細菌を取り除く必要があります。特に高齢者の口内は動きの低下や唾液の減少に伴い、細菌が増えやすい環境となっています。1本でも歯があれば歯ブラシを使用した口腔ケアを行いましょう。
※記事の内容は2021年3月時点の情報をもとに作成しています。
介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department
プロフィール
株式会社ベネッセスタイルケア運営の介護アンテナ。編集部では、ベネッセの25年以上にわたる介護のノウハウをはじめ、日々介護の現場で活躍している介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの高齢者支援のスペシャリストたちの実践知や日々のお仕事に役立つ情報をお届けします!
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