この記事では、肩が痛いなどの理由で腕が上がらないご利用者に対して、座った状態で行う更衣介助のポイントをわかりやすくご紹介します。
上着の着脱時、人はどのくらい腕を上げないといけないかを知ったうえで、ご本人の身体に無理な力がかかりにくい介助を行うようにします。
前開きの上着で、片側を肩まで着てから反対の袖に手を通そうとすると、腕を大きく動かすことが必要になります。
肩の動きが悪くて腕の曲げ伸ばしが難しい方、腕を動かすと痛い方、動きに制限のある方は特に、片側の肩から先に通さず、まず手の先から肘あたりまで両手を通し、あとから肩まで袖を通すようにしましょう。
腕が上がらない方の座位での更衣介助は、ご本人様の身体に無理な力がかかりにくい介助を意識しましょう。
お身体の状態にあった衣類を選択することも、大切なポイントになります。ご本人様のお気持ちを伺ったうえで、衣類の選定をしてみることも検討しましょう。
※記事の内容は2021年3月時点の情報をもとに作成しています。
介護アンテナ編集部Kaigo Antenna Editorial Department
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株式会社ベネッセスタイルケア運営の介護アンテナ。編集部では、ベネッセの25年以上にわたる介護のノウハウをはじめ、日々介護の現場で活躍している介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの高齢者支援のスペシャリストたちの実践知や日々のお仕事に役立つ情報をお届けします!
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