公開日:2019/08/29

更新日:2021/04/02

要介護の高齢者を最期まで自宅で支える在宅介護サービスとは?

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住み慣れた自宅で過ごすことのできる在宅介護は、要介護者にとっても、介護者にとっても理想の介護のひとつです。在宅介護のメリットとデメリット、さらに在宅介護で受けられるサービスについて紹介します。※記事の内容は2021年3月時点の情報をもとに作成しています。

要介護の高齢者を最期まで自宅で支える在宅介護サービスとは?

要介護の高齢者を最期まで自宅で支える在宅介護サービスとは?

高齢化に伴って、介護を必要とする高齢者の割合も増え続けています。

2003年には65歳以上の要介護認定者は370万4,000人だったのに対し、2015年末には約606万8,000人と増加の一途をたどる中、ニーズが高まっているのが住み慣れた自宅で生活しながら介護を受けられる在宅介護です。

ここでは、在宅介護と、それを支える在宅介護サービスについて解説します。

高齢者が自宅で生活をしながら利用できる在宅介護サービス

家族が要介護状態になったときの選択肢には、施設に入居して介護サービスを受ける「施設介護」と、訪問介護サービスや通所介護サービスなど、自宅で生活しながら介護サービスを受ける「在宅介護」があります。

内閣府が2010年に行った世論調査によると、自分自身が寝たきりになったり、認知症になったりした場合に、介護を受けたい場所として最も多かった回答は「現在の住まい」(37.3%)でした。

要介護状態になってもできる限り自宅で過ごしたいと望む方は多く、それを支えるサービスも多様化しつつあります。在宅介護サービスは、大きく以下の2つに分けられます。

要介護者の自宅をホームヘルパー(訪問介護員)が訪問する「訪問介護」

訪問介護は、ホームヘルパーが要介護者の自宅を訪れ、食事、入浴、排泄などの身体介護や掃除、洗濯などの生活援助を行います。

訪問系の在宅サービスは、訪問入浴介護、医療ケアを行う訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導(医師の往診)などがあります。

要介護者が施設へ通う「通所介護」

通所介護は、施設に通い、食事、入浴、機能訓練といった生活のサポートを行うサービスです。

在宅介護のメリット

在宅介護のメリット

施設介護ではなく、在宅介護を選んだ場合のメリットを下記にまとめました。

1.本人が住み慣れた自宅で安心して過ごせる

高齢になると、新しい環境への順応が次第に難しくなっていきます。特に、愛着のある自宅以外で暮らすことは、高齢者にとって非常に大きなストレスになりかねません。

介護が必要になっても、自宅で生活をしながら介護サービスを受けられるということは、在宅介護の最大のメリットです。

2.費用を抑えられる

施設介護と在宅介護を比較すると、費用は在宅介護の方が安価となります。在宅介護サービスの場合、介護に伴う住宅改修や介護用品の購入及びレンタルは、介護保険から給付が受けられます。

※要介護度によって受けられるサービスは異なります。

在宅介護のデメリット

在宅介護のデメリット

在宅介護で問題になるのは家族への負担です。介護が重度化すると公的な在宅介護サービスだけでは足りず、家族の介護に頼らざるを得なくなります。介護者に精神的・肉体的に負担が重なり、仕事を継続することも困難になるケースも少なくありません。

1.介護離職による経済的な負担

家族が要介護状態になったとき、問題になるのが仕事と介護の両立です。働きながらの介護は負担が大きく、介護者が仕事を辞めざるをえない介護離職が社会問題化しています。

離職をすれば、当然ながら収入源が絶たれます。日常生活を送るだけでも生活は着実に圧迫されていき、経済的に追い込まれてしまう介護世帯も少なくありません。

2.介護者と要介護者が共倒れになるリスク

在宅介護の希望者が増える一方で、核家族化などで介護を担う者は減少傾向となっており、老老介護世帯、さらに認知症高齢者が認知症高齢者を介護する認認介護世帯も増えています。

こうした世帯では、介護サービスの活用はおろか、服薬管理や食事管理すら困難である場合が多く、介護者と要介護者が共倒れになるリスクがあります。

在宅介護を長く続けるカギは介護保険サービスを含めた資源を上手に活用すること

在宅介護を長く続けるカギは介護保険サービスを含めた資源を上手に活用すること

在宅介護を長く続けるための秘訣は、介護者の負担を軽減することです。

一般的な在宅介護サービスのほか、要介護者を一時的に預かってくれるレスパイト入院やショートステイ、民間業者の宅食サービスなどをフル活用して、介護者の負担軽減を図りましょう。

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