京都国立博物館（京都府京都市）のバリアフリー情報ページです。経路の状態や車椅子の方でも使えるトイレがあるかなど、介護が必要な方やその介助者の方に役立つ情報をご紹介しています。
煉瓦造の「明治古都館」は、重要文化財となっている。文明開化を象徴する欧米の息吹を感じさせる。
世界的建築家である谷口吉生氏が設計した「平成知新館」。
重要文化財である「表門」も明治期の洋風建築を象徴している。
展示室内は作品保護の観点から明るさを控えている。平成知新館3F-1 陶磁展示室の様子（実際の展示とは異なります） 写真提供：京都国立博物館
平成知新館3F-2 考古展示室の様子（実際の展示とは異なります）写真提供：京都国立博物館
京都東山の一角に位置し、1897年5月の開館から120年余りの歴史をもつ博物館。京都を中心とした日本の伝統的な文化財を保存・研究し、その価値や魅力を国の内外へ広く発信している。
広い敷地内には、博物館の顔とも呼べる「明治古都館」、展示室や講堂などが整備された「平成知新館」、表門から広がる「庭園」があり、ロダン作「考える人像」をはじめとした屋外展示をみることができる。
平成知新館では、絵画や彫刻、工芸といった分野ごとに展示室が設けらている。各展示室ではさまざまなテーマのもと、200件ほどの作品が展示されており、心ゆくまで京文化の粋を楽しむことができる。作品保護のため、随時入れ替えが行われているので、訪れる度に新しい発見もあるだろう。
明治古都館は、2021年現在、大規模な免振・改修工事を行なっているため、展覧会は全て平成知新館で行われている。東西に長い作りになっている平成知新館は、1階から3階が展示室になっており、3階から観覧する順路となっている。階段での移動も可能だが、建物の東西に設置されたエレベーターを利用することができる。館内入口から展示室内、館内通路や休憩スペースに至るまで全てフラットなつくりになっており、車椅子利用の方にとってもストレスなく芸術鑑賞に浸ることができる。
文化財の展示だけでなく日本文化の教育や研究にも注力し、「京都へのいざないプラン」の実施など、「全ての人に優しい博物館」を目指している「京都国立博物館」で、改めて日本文化の魅力に触れていただきたい。
※介護アンテナ編集部調べ 2021/11/15 時点
道がフラット
庭園内の一部の通路を除きスロープ等の設置により車椅子での通行可能
トイレが便利
車椅子で利用可能なトイレが複数ある
雨でも楽しい
庭園は屋外だが、主な展示は室内のため雨天でも楽しめる
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