音羽山 清水寺（京都府京都市）のバリアフリー情報ページです。経路の状態や車椅子の方でも使えるトイレがあるかなど、介護が必要な方やその介助者の方に役立つ情報をご紹介しています。
清水寺の代名詞『舞台』は「奥の院」側から見ると京都の街が一望できる。
正門にあたる重要文化財の「仁王門」。
車椅子利用の方はこちらの坂路を利用することで境内を一周できる。
車椅子利用の方はこちらのスロープを使うと「仁王門」を近くで見ることができる。
「西門」「鐘楼」へも迂回し坂路を利用することで車椅子利用の方でも行くことができる。
778年開創の由緒ある寺院「音羽山 清水寺」。京都の東側、音羽山の中腹に位置する境内には、国宝と重要文化財を含む30以上の伽藍や碑が立ち並んでおり、幾たびもの火災の末1633年に再建され、1994年にユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つとして登録された。
清水寺の中で最も有名である本堂より張り出した舞台は、礎石からの高さ約13mの場所に166枚余りの桧の板で造られており、観音様に芸能を奉納する際にも使用され、まさに「桧舞台」と呼ぶにふさわしい。春には約1,500本の桜が咲き、秋には約1,000本の紅葉が眺められ、四季折々の景観を堪能することができる。
清水寺では、仁王門近くから本堂、奥の院など境内をぐるりと一周できる段差のない坂路が整備されており、車椅子利用の方でも参拝することができる。舞台に出るには段差はあるものの、介助者のサポートがあれば乗り越えることができるレベルである。その他の箇所も大きな段差や階段にはスロープが設置されているため十分に景色を堪能できる。また、車椅子利用の方への路面標示や立て札も設置されており、歴史ある寺院でありながらもバリアフリーへの配慮がなされている。
境内の各所で桜の景観を楽しめる春、深緑の夏、紅葉の秋、雪化粧に包まれる冬と、日本の四季を体感できる情景は、平安の頃より多くの方に親しまれ篤い信仰を集めてきた。修学旅行の定番スポットとなっている「清水寺」。大人になってから訪れると学生時代の思い出とともに、舞台からの景色が甦ってくる方も多いだろう。
※介護アンテナ編集部調べ 2021/11/25 時点
道がフラット
階段のみの道はあるが、車椅子の方が通行できるルートが確保されている
トイレが便利
境内3ヶ所のいずれにも多目的トイレが併設されている
雨でも楽しい
本堂に屋根はあるが、参拝は天候の良い日がおすすめ
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