岡崎公園/三河武士のやかた家康館のスポット施設詳細

天下泰平を成し遂げた三河武士徳川家康公の歴史にも触れられる「岡崎公園/三河武士のやかた家康館」

岡崎公園は1885年、取り壊された城郭跡地に岡崎城を中心とした城址公園として認定され今に至る。約10ヘクタールの広大な園内には、旧城の天守、石垣、お堀や史跡も多く残っており、歴史資料を展示している「三河武士のやかた家康館」などもある。

公園内には、復元された「岡崎城天守」、多くの御加護があるとされる「龍城神社」、家康公の生涯やそれを支えた三河武士について広く展示されている「三河武士のやかた家康館」といった大きな見どころもある。石の産地として有名な岡崎の花崗岩がふんだんに使われている石垣やお堀、家康公誕生の折に産湯として使われた井戸など歴史を感じられるスポットも多い。

ほかにも、座ることで出世すると言われる「出世ベンチ」、見事な藤棚を眺められる「五万石藤」、能以外でのイベントにも使われる「二の丸能楽堂」、「日本さくら名所100選」にも数えられた桜並木など歴史や情緒が感じられる。

園内には、家康公だけでなく三河武士最強としても知られている本多平八郎忠勝公の銅像などもあり、戦国大名好きにはたまらないだろう。

「三河武士のやかた家康館」は常設展示が並ぶ地階と、企画展示や特別展示がされている1階に分かれており、家康公の一代記とそれを支えた三河武士にまつわる展示がされている。中には貴重な甲冑の展示や歴史に名を残す戦についての解説などもあり、「三河武士のやかた家康館」だけでも十分に楽しむことができる。中でも、約8分に及ぶ関ヶ原の戦いを再現した大型のジオラマ解説は、天下を分けた戦いに夢中にさせてくれる。

公園内は城郭内ということもあり、多少の勾配はあるものの舗装路も多いため車椅子の方でも十分に楽しむことができる。「三河武士のやかた家康館」内の通路も広くなっており、階下への移動もエレベーターを利用できる。

唯一岡崎城天守は車椅子のまま入城することはできないが、天守以外での見どころも多いため十分に楽しめるスポットと言ってよいだろう。

日本の四季を感じられる公園散策を楽しみながら、日本の代表とも言える江戸時代という260年以上の一時代を築き上げた徳川家康公と三河の歴史に触れてほしい。