公開日:2022/12/20

更新日:2022/12/22

登録者:介護アンテナ編集部

フスコデ配合錠

しる100

このページではフスコデ配合錠(マイランEPD合同会社|鎮咳薬・去痰薬・呼吸障害治療薬)について、効能・効果や用法・用量、副作用などの基本情報と併せて、服薬介助のときに介護する方が理解しておきたい高齢者が気を付けるべき点などについても記載しています。

薬の使用に際してはご自身で判断することなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。

フスコデ配合錠の概要

主成分

ジヒドロコデインリン酸塩、dl‒メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩

分類

内服薬│鎮咳薬・去痰薬・呼吸障害治療薬

効能・効果

急性気管支炎,慢性気管支炎,感冒・上気道炎,肺炎,肺結核に伴う咳嗽に使用します。

用法・用量

通常、成人は1日9錠を3回に分けて服用する。

副作用

以下の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合は速やかに医師に報告または診断をうける事を推奨します。

重大な副作用

  • 無顆粒球症、再生不良性貧血(頻度不明):無顆粒球症、再生不良性貧血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
  • 呼吸抑制(頻度不明):呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、ジヒドロコデインリン酸塩による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。

その他副作用

顔面紅潮、発疹、そう痒感、血小板減少症、薬物依存、心悸亢進、血圧変動、眠気、疲労、めまい、発汗、頭痛、神経過敏、熱感、悪心・嘔吐、便秘、食欲不振、口渇、多尿、排尿困難

形状・色

?

薬の飲みにくさの改善に向けて、医師や薬剤師、言語聴覚士などの専門職との連携にお役立てください。

白色の割線入の素錠、直径約9.0mm、厚さ約4.3mm

粉砕の可否

不可(粉砕が出来ない)

保管方法

室温保存

医薬品コード(YJコード)

2229101F1060

その他の剤形

  • フスコデ配合シロップ

情報に誤りがあった場合、お問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。

フスコデ配合錠を服用する際の注意点

禁忌

病名禁忌

  • 重篤な呼吸抑制のある方:呼吸抑制を増強する恐れがある。
  • アヘンアルカロイドに対し過敏症の既往歴のある方
  • 閉塞隅角緑内障の方:抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
  • 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある方:症状を悪化させる恐れがある。

併用禁忌

アドレナリン、イソプロテレノール等
不整脈、場合によっては心停止を起こす恐れがある。

併用注意

フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等、モノアミン酸化酵素阻害剤、三環系抗うつ剤
中枢抑制作用が増強されることがある。
アトロピン硫酸塩等
便秘または尿貯留が起こる恐れがある。
レボチロキシン、リオチロニン等
本剤の作用を増強する恐れがある。
ナルメフェン塩酸塩水和物
本剤の作用を減弱する恐れがある。

飲食物(食べ合わせ/飲み合わせ)

注意する飲食物

アルコール
中枢抑制作用が増強されることがある。

高齢者が特に注意すること(一般的な注意点も含む)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意すること。

薬の併用に際しては専門家(医師、薬剤師)による判断が必要です。決して自己判断で薬の併用や併用中止を行わず、必ず掛かりつけの医師や薬剤にご相談ください。

食べ合わせ・飲み合わせについては、服用される方のQOL(生活の質)も含めて専門家(医師、薬剤師)に相談しながら個別に判断が必要です。これらを飲む・食べることで、どんなことが起こる可能性があるかをご本人や周囲の方が理解し、注意点・観察ポイントの検討にお役立てください。

ご利用に際しての注意点

このページでは、医療用医薬品添付文書をもとに高齢者とその介護者向けに編纂した内容を掲載しています(小幼児・妊婦向けの内容を除く)。正確な情報に努めておりますが、常に最新であるとは限らず、また内容を完全に保証するものではありません。薬の使用に際しては、ご自身で判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。当サイトによって生じた損害について、その賠償の責任を一切負わないものとします。

監修

秋下 雅弘
佐々木 淳

情報提供

クオール株式会社

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